最近、つくづく日本語は難しいというか、
複雑だなぁと思います。
2017 年には、アメリカ合衆国国務省で
「日本語は世界で一番難しい言語である」
と日本語の難易度を公式に認定されたそうです。
言葉遣いについて、以前にも少し触れましたが、
似た言い回しで普段何気なく使っている言葉でも、
実際には相応しくない場合もあったりするわけです。
正しい敬語の使い方は重要です。
相手に対する敬意や感謝の気持ちを示すために使用されます。
これらを間違った使い方をすると、相手に失礼な印象を与えたり、
不自然な言い回しになったりすることがあります。
「○○していただく」と「○○してくださる」
さて、次の場合お礼の言葉として、どちらが最も適切なのでしょうか。
お客様にお礼のメールを送る場合、
「ご来店いただき有難うございました。」と
「ご来店くださり有難うございました。」の
どちらが適切か考察します。
まず、「いただきます」と「くださいます」は、相手に対してお礼を言う場合に使われる敬語表現です。
以下は、それぞれの使い方の違いについての説明です。
「いただきます」
自分が相手から何かをもらう場合に使う謙譲語。
相手に対して謙虚な気持ちを表し、相手の行為に感謝する意味がある。
「くださいます」
相手が自分に何かをしてくれる場合に使う尊敬語。
相手に対して敬意を表し、相手の行為に感謝する意味がある。
結論、
視点がどちらにあるかの違いで、相手の行為に感謝する意味として、
どちらも正しい文章であるということです。
日本語は奥深く、そこに日本の美徳があるのかもしれません。
皆さんならどちらを選びますか?
日日是好日。
今日もご一読くださり、有難うございました。