先日、あるお客様にご来店していただきました。
長らく担当させていただいています。
いつものように施術をし、お客様にとっていいと思うホームケアアイテムを紹介し終えたところでお客様からこんな質問がありました。
Aさん「教えていただいた商品はどこに売っているんですか?」
自「えっ、ここで販売してますよ…」
Aさん「そうなんですか?いつも教えていただくんですけど、どこに売っているか分からなくて…」
私はハッとしました。
私はホームケア商品を提案はしますが押し売りはしないと決めているので、
「興味がおありでしたらお買い求めください。」
とだけ伝えていました。
しかし、お客様は商品が当店で買えると思っていなかったのです。
私にとっては当たり前の話しで、もちろんお客様も知っているものだと勝手に思い込んでいたのです。
私は恥ずかしくなりました。
これまで散々自分の当たり前が、必ずしも相手の当たり前であるとは限らないということを認識していたにも関わらず、いや、「つもり」になっていたのです
思い込みがいかに常日頃の中に溶け込んでいるかということを改めて実感する出来事でした。
ここれは仕事場に限ったことではなく、家庭でもそうですし学校や社会全体にたくさんあると考えます。
同時に、自分のこれはこうであるべきという
思い込みが、いかに周りとのギャップを
生じていて、すれ違いを生んでいるかということが分かります。
これは大きな機会損失を生みますし、相手との関係性も危ぶまれます。
そのギャップを埋めるためには、自分の考えを一旦外して、まず相手がどう思ってるのかを聴き、冷静な判断が必要です。
翻って言えば、お互いに思っていても言葉に出さなければ、相手に伝わらないし分かり合えるはずもないということです。
価値観は人それぞれ違うのですから。
今回の出来事をきっかけに、もっともっと人称を高く鍛錬しなければいけないなと実感しました。
これからも、繰り返し繰り返し、常に自分の常識は相手の非常識ということを念頭において、フラットな状態で物事や出来事を捉えていきます。
日日是好日。
今日もご一読くださり、有難うございました。