はじめに
いつも美容室でのヘアカラーを楽しんでいただき、ありがとうございます。
今日は、ヘアカラーをする上で切っても切り離せない成分「ジアミン」について、少し詳しく、そして分かりやすくお話ししたいと思います。
「名前は聞いたことがあるけれど、詳しくはよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?
長く安全にヘアカラーを楽しんでいただくために、ぜひ知っておいていただきたい内容です。
1. そもそも「ジアミン」って何?
「ジアミン」とは、ヘアカラー剤(特に白髪染めやおしゃれ染めなどの酸化染毛剤)に含まれる染料の総称です。
代表的なものに「パラフェニレンジアミン」などがあります。
なぜこの成分が使われているかというと、「役割がとても優秀だから」です。
◯少ない色素で濃く染まる
◯色持ちが良い
◯色々な色味を作れる
特に、白髪をしっかり黒や茶色に染めるためには、現時点ではこのジアミンの力が欠かせません。
私たちがきれいな髪色を楽しめるのは、実はジアミンのおかげでもあるのです。
2. 何が問題なの?(アレルギーのリスク)
優秀なジアミンですが、一方でアレルギー反応を引き起こす原因(アレルゲン)になりやすいという性質を持っています。
よく「花粉症」に例えられますが、アレルギーの仕組みは「コップの水」と同じイメージです。
ヘアカラーをするたびに、体内のコップに少しずつアレルゲンが溜まっていきます。
コップの大きさや、溜まるスピードは人それぞれ違います。
ある日突然、コップの水が溢れたときにアレルギー症状が出ます。
つまり、「今まで20年間染めていて平気だったから、私は大丈夫」とは限らないのです。
3. こんな症状が出たら要注意!
もし、カラー中やカラー後に以下のような違和感を感じたら、それはサインかもしれません。
◯頭皮がピリピリ、チクチクする
◯カラーをした日の夜や翌日に、頭がかゆい
◯頭皮が赤くなる
◯まぶたや顔が腫れる
「体調が悪かったのかな?」と見過ごしてしまいがちですが、回数を重ねるごとに反応が重くなることがあります。
無理をして染め続けると、重篤な症状(アナフィラキシーなど)に繋がる可能性もあるため、決して我慢はしないでください。
4. これからもカラーを楽しむためにできること
「じゃあ、もう染められないの?」と不安に思う必要はありません。リスクを減らしたり、ジアミンを使わない選択肢もあります。
◯頭皮につけない塗り方(ゼロテクなど)
薬剤を頭皮にべったりつけず、ギリギリから塗布するプロの技術で、ジアミンの吸収を最小限に抑えます。
◯ノンジアミンカラーを選ぶ
ヘアマニキュアやヘナ、塩基性カラーなど、ジアミンを含まないカラー剤も進化しています。
「明るくしたい」「しっかり染めたい」など、ご希望に合わせて最適な提案をさせていただきます。
おわりに
ヘアカラーは、気分を明るくし、自分らしくいるための素敵なツールです。
だからこそ、私たちは「ただ染める」だけでなく、「5年後、10年後のお客様の頭皮と髪の健康」を守りたいと考えています。
もし今、少しでも頭皮に不安がある方は、カウンセリングの際に遠慮なくご相談ください。
お客様一人ひとりの体質と希望に合った、一番安心できる方法を一緒に探していきましょう。